今日は7日なので、既に本格的にIPv6の運用が開始されているというわけですが、そもそもIPv6って知ってますか?
簡単に言っちゃうと
「インターネット利用者が増えすぎて、既存のIPv4では補えなくなったため新しく作った次世代版インターネットプロトコル」なんです。
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そもそも、インターネット接続するにはIPアドレスという識別番号が必要になります。
現実社会でいう「住所」や「電話番号」のようなもので、通信する機器に必ず割り振り当てられていて、重複しないように各国で管理されているのです。
つまり、インターネット利用者が増えると、割り振るIPアドレスも増えるということなんです。
今現在主流に使われているIPアドレスは、IPv4と呼ばれるプロトコル(取り決め)が使われていて、32bitで構成されています。つまり32bitということは、232個(約42億)のIPアドレスを割り振る事ができるのです。
一見すごい数のように思えるIPv4なんですが、着実にインターネットを利用する人&機器(家電や車や携帯)も増えていて、2012年現在既に40億が使われちゃっているのです。

そこで登場したのがIPv6というわけ
IPv6は128bitで構成されているので、2128個(約340澗)のIPアドレスを振り分けられることができるのです。
すごい数と言うことは明確ですが、340澗というと1人で約10億以上のインターネットに接続する機器を持っていても余るという計算になるようです。
つまりIPv6にすることでIPアドレスを無限にすることができるのです。
それならIPv6の方がこの先心配ないわけだから、使い方を教えたら?と思うかもしれませんが、IPアドレスを割り振るのはインターネットに加入した時に契約した会社なので、その会社がIPv6に変更しないと使えないということになります。
まぁIPv6に変更するのに色々と準備があるわけなんですが、そこで一斉にIPv6を試してみようというのが先日行われたWorld IPv6 Launchというわけ。
大手のインターネットサービス会社はその日にIPv6を開始したわけで、検索エンジンのGoogleもIPv6を開始したようです。
Googleのページにはさらに詳しい情報が紹介されていますよ。
もしもインターネットの空間が使い果たされてしまったら?
実は、この問題は既に起こりつつあります。