
「雪山で遭難中に携帯電話のバッテリーが切れ、雪の中に埋めたところちょっとだけ復活した」
って話、よく聞きますよね。
んじゃ、過放電で使い物にならなくなったリチウムイオンバッテリーを冷やしたら......
どうなるの?
直るの?
ちょうど過放電でダメにしたメディアプレーヤーとタブレットがあったので試してみました。
さて復活するのでしょうか?
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試す際は危険性を理解した上で十分に気をつけ、また自己責任でお願いします。

方法はいたってシンプル!
過放電で使い物にならなくなったメディアプレーヤーとタブレットを冷凍庫に入れて2日間ひたすら冷やす。
2日後、取り出して常温まで戻し充電を試みる。

2年前に買ったitoos社製のメディアプレーヤーM3HDを試しに実験してみました。
もちろん過放電で起動はおろかUSBを差し込んでも充電すらされないといった過酷な状態です。
早速冷凍庫に入れます。

二日間待ちます。
取り出したら外気にさらし、常温まで下げます。

常温まで下がったら、充電します。
起動の確認が出来る程度の充電が完了したら早速起動してみます。
ジャン!!

バッテリーステータスを確認してみてもきちんと充電されていることがわかります。(以前より電流値が下がっていますが......)
特におかしな挙動をすることもなく、普通に操作ができました。

itoos M3HDに続き、最近2ヶ月間放ったらかしたせいで過放電で文鎮化しちゃったタブレットの原道N50-GTを冷やします。
状態はitoos M3HDよりは酷くなく、充電すると再起動を繰り返すという状態で一応電源は入ります。
早速冷凍庫に入れます。(ティッシュで包んでいます。)

2日間待ちます。
取り出したら外気にさらして常温まで下げます。

原道N50は充電すると同時に電源が入るので、早速充電します。

おっ!
え?
うぅ........
再起動。
しばらく待っても、一切起動することなく再起動を繰り返す。
う~ん失敗。
原道N50は冷凍庫で冷やすことでバッテリーが回復することはありませんでした。
いくつも試したわけではないのでハッキリ「そう」とは言えませんが、今回試した結果では冷凍庫に2日間入れて冷やすことでバッテリーが回復しました。(何故かはわかりませんが.....)
しかし、必ず回復するというわけではないようです。