
「Caps Lock」、「Insert」、「ScrLk」に続き、ほぼ使わないキーボードの【NumLk】キーを活用してほんのちょこっとセキュリティーを向上させてみよう!という記事です。
まぁ実際に効果があるかは使う人次第ですけど...
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では早速【NumLk】キーを活用したセキュリティー向上方法の紹介。
NumLkキー(ニューメリックロックキー)とはキーボードの右上部にあるキーで、キーボードに付いているテンキーをカーソルキーとして使うためのスイッチです。

例えばこんなテンキーだと、【NumLk】キーを効かした状態で「8」を入力すると、上方向に移動することが出来たりします。
実はこの【NumLk】キーは、テンキーが搭載されているキーボードでは上で紹介したように【NumLk】キーが効いた状態だとカーソルキーとしての利用ができますが、テンキーが搭載されていないキーボードでは別のスイッチとして機能します。

via:onkyo.com
上の画像はテンキーが搭載されていないキーボードの例です。ノートPCに多いテンキー無しのキーボードで【NumLk】キーを押すと「Mは0、Jは1、Kは2...」という風に文字キーがテンキーの役割として機能するのです。
今回利用する【NumLk】キーの活用は、このテンキー無しのキーボードで【NumLk】キーを押すと文字盤がテンキーの役割になるのを利用するというわけです。

パスワードを設定&入力する画面。よく目にすると思いますが、そこで活用できるのが「【NumLk】を効かした状態で入力する」です。
【NumLk】を押すと文字盤が「Mは0、Jは1、Kは2...」と変わるのを利用して、パスワードを入力するわけです。
入力した文字キーと、実際に入力された文字は異なるので、入力している所を見られてもちょっと安心ですよね。
予め入力する前に【NumLk】キーを効かして入力すれば、自然な流れで入力することも出来ます。
途中である文字の次は【NumLk】をON、次の文字はOFFという感じで【NumLk】をON、OFFしながら入力するとよりセキュリティーを高められるかもしれません。

活用自体はその1と全く同じです。Windowsのログオンパスワードを【NumLk】キーを押した状態で設定し、ログオン画面で【NumLk】キーを押した状態で入力することで見られてもちょっと安心というわけです。
再起動時には自動で【NumLk】キーはOFFになるので、【NumLk】キーの存在を知らない人がパスワード突破する可能性を極限まで下げることが出来ます。