
東京モーターショー2013が報道機関向けに公開されて、テレビのニュースでも名だたる自動車メーカー開発の新しい自動車の様子が報道されていますね。コンセプトモデル好きにとってはウキウキワクワクな季節です。
さてさてもう画像とタイトルである程度お分かりかと思いますが、東京モーターショー2013に乗っかったコチラも全く新しい自動車のコンセプトアイデアのご紹介です。
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タイヤが自動車!?
デザイナーのJex Chau氏が考案した自動車『Infinitlar』というのがコチラ。

一見タイヤの形をしていますが実は両サイドにホイールがあり、ホイールが回転することで走行する仕組みになっています。

『Infinitlar』の特徴は水素用いた駆動システムを搭載していることです。水素の化学反応で得た電力でモーターを駆動させるため一切排気ガスなどが出ません。
上部には水素の化学反応で利用する太陽光を集めるためのリアクターが設置されており、中央の柱を通り抜ける仕組みになっています。

下部には水素タンクと姿勢を制御するためのジャイロスコビライザーが搭載されています。

乗り込む時はこんな感じ。上部が上に開く形で乗り込みます。

中の様子。運転席以外はシート等は無く、広々とした空間になっており寛ぐことも出来ますし、中央の柱の下には机が内蔵されているので画像のように掘りごたつ式で座り、作業などをすることが出来ます。

車体全体の様子。車体幅は2m、高さと横幅は3mと縦に大きい形が特徴です。

水素から電力を作り出す様子。
30年後にあるかもしれない部屋の様な自動車として考案されたコンセプトアイデアの『Infinitlar』。既存の形にこだわらない新しい形の自動車ですが、課題もあります。それは水素の供給元があまり無い事。以前は石油の精製過程の副産物として大量の水素ガスを得ることが出来たそうですが、公害対策を理由として行われてきた精製設備の更新によって水素ガスが発生しないものへと変わってきているんだとか。
水素駆動だと実現は難しいかもしれませんが、水素の代わりにバッテリーにすると意外と実現できそうですよね。
未来チックな自動車、好きです!!