【Windows】長すぎる名前のファイルを削除、リネームしたい時の操作方法


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滅多に遭遇することはないでしょうが、Windowsを使っていると長すぎる名前のファイルを保存してしまったことで、開くことも削除することもできなくなってしまうことがあります。
これはWindowsのファイルシステムではファイルの名前が255文字以上だと扱うことが出来なくなってしまうからです。

通常名前を付ける段階で警告が出るので自分で255文字以上の名前を付けることはありえませんが、一部のAPIやダウンローダーなどでファイルを保存しているとたまにこういった長すぎる名前のファイルを保存してしまうことがあります。
こんな状況になったら何方か一方、つまり削除かリネームのどちらかを選択しないといけません。

今回はそんな状況になった時の対処法、削除とリネームの仕方を紹介いたします。

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8.3形式という過去に使われていたファイル命名方式を活用しよう!

Windowsに詳しい方ならきっと何処かで耳にしたことがあるかと思いますが、Windows95以前のWindowsOSでは、ファイル名を命名するときのに『8.3形式(8.3 filename)』という命名法則が使われていました。

今でこそファイル名にファイルの内容として相応しい自由な任意の名前をつけることが出来ますが、この8.3形式では最大8文字の間にピリオドを挟み最大3文字の拡張子を用いる命名方式、つまりファイル名には最大で8文字しかつけることが出来ませんでした。

コレでは不自由だ!ということでWindows95以降では最大255文字まで(*半角で)つけることが出来るVFAT形式が誕生し、滅多に8.3形式が使われる事はなくなったわけですが、実は8.3形式を使うアプリケーションとの互換性を維持するため現在でもバックグラウンドで動いています。

今回はこの8.3形式のファイル名から255文字以上のファイル名を参照し、削除orリネームするという作業を行います。


リネームの仕方

まずはコマンドプロンプトを起動します。
起動の仕方は「Windowsマークキー」を押しながら「R」を押し[ファイル名を指定して実行]を起動し、「cmd」と入力します。
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コマンドプロンプトが起動したら長すぎる名前のファイルのあるルートまで移動します。
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コマンドプロンプトをはじめて使う方は「Shiftキー」を押しながら長すぎる名前のファイルがあるフォルダを右クリックし、[コマンドウィンドウをここで開く]でも上記と同じ操作ができます。
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因みに自分で255文字以上のファイルを作ることは出来ないので227文字のファイル名を付けたサンプルを用意しました。
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コマンドプロンプトを開いて長すぎる名前のファイルのあるフォルダまで移動したら

dir/x
と入力&Enterを押し、長すぎる名前(ピンク下線)を探し、その前の8.3形式の名前(黄色下線)を見つけます。
次に(●:黄色下線 ○:新しくつける名前)

rename ●●●.●●● ○○○.○○○
と入力&Enterを押し、リネームします。
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確認して見事リネーム出来ていたら完了です。
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削除の仕方

コマンドプロンプトを起動し(●:黄色下線)

del ●●●.●●●
と入力&Enterを押し、見事ファイルが削除されていたら完了です。
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滅多に遭遇することはないでしょうけどいざ遭遇し、削除もリネームもできないと知ったら結構あたふたしてしまうものですから、覚えていて損はないです!!

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